きっかけ
大型二種を取得し、次はホイールローダー(コマツ WA-100)にでも乗ってみようかなと思い、始めは大特二種を受けようと思っていたが…。やはり以前受験したけん引一種の方向変換が思い通りにできなかった悔しさがあり、もう一度けん引車両を操作してみたいとの理由でけん引二種を受験してみた。
ということで夜勤明けで鮫洲へ行き申請書を記入後適性検査を受けることになったが疲労と眠気で深視力を一度外したが平均20mm以下で合格した。
技能試験窓口で登録後予約を取るが最短で3週間後だったが私の予定と合わず1ヶ月後の空き日を予約し試験車使用料を事前に支払い帰宅。(当日でも支払えるが試験が朝イチだと手数料窓口が免許更新の人達で行列ができているので事前に払っておいたほうが良い)
試験までの練習方法&攻略方法
前回と同様実車での練習はできないので再度YouTubeをたまに観て特性の復習と2Dシミュレータでイメージをしておいた。けん引で不合格になる人のほとんどは方向変換で失敗して発着点に戻されているため、方向変換をクリアしてしまえば一種も二種も同じコースだしそんな難しくはないのである。
なので練習はもっぱらイメトレだけでもなんとかなるのである。
攻略方法?裏ワザ?
とにかく方向変換はYouTubeと2Dシミュレータ(2021年2月現在使用できない)とイメトレで攻略できる!
あと試験中の裏ワザ的なことだが…試験車両には運転者用のミラーと試験官用のミラーが付いているので、体勢を変えると試験官用のミラーでタイヤの位置等が確認できるのでただ試験に受かりたいだけであればそれも活用するとよい。
もう一つは…S字は試験車両が余裕で通過できる寸法で設定されているため、前輪を縁石ギリギリのところを通るように走ればトレーラーの後輪が脱輪することはないのである。もちろんこれはあくまでもただ試験に受かるためだけに使える技術?なのでこの免許で仕事をする方はちゃんとけん引の特性を理解・体得した方がいいかもしれない。
コース図とコース詳細動画
簡単にAコースの順路で出現する一時停止の場所や信号の位置等を動画にしたので参考までに。
技能試験当日
前回と違って集合時間が8時20分の午前の試験。
8時20分になると部屋に入るように指示され適当な場所に座りすぐに受験票兼納付書を回収されいつものように試験官の説明が始まった。説明が終わると受験順に名前が呼ばれて免許の確認後受験順に座り直し技能試験成績表に住所や連絡先を記入していく。
この時に受験者に渡された成績表の色で一種か二種かが分かる。この日のけん引試験は5人で、1番さんは黄色の成績表(一種)、2番さんも一種、3番さんはピンクの成績表(二種)、4番さんは一種、そして5番(私)は二種。
前回もそうだったが初回受験の人は一番最後なのだろうか。
受験者の合否と私の減点個所
8時45分、1番さんと試験官が一階コースに降りて試験が始まった。どの受験者も前進は全く問題ないが1番さんと4番さんは残念ながら方向変換で切り返し4回で試験中止、発着点にお帰りでした。
2番さん
一種の方で方向変換で2回切り返したがその後はS字等も走りきり発着点に戻ってくる。降車後助手席側に回り試験官の講評を受け緑の紙を受け取った。合格だ!緩んだ表情で階段を上って来た。
『おめでとうございます🎉』
3番さん
二種の方、方向変換で2回か3回切り返したが3番さんもその後は走りきり発着点に。助手席側で講評を受けて緑の紙を受け取った。合格だ!この方も嬉しそうな表情で階段を上って来た。
『おめでとうございます🎉』
3番さんは5回目での合格だったようだが統計でみても4、5回で合格する方が多いので平均的な受験回数だろう。
5番(私)
4番さんが方向変換で4回目の切返し…凹部から直接発着点に戻って来そうな雰囲気だったので私は階段を降りて発着点で待機する。
試験官より『どうぞ』と声を掛けられ運転席に乗り込む。
成績表と免許証を渡し発進準備を整える。
『準備出来ました!』と声を掛けて発進する。
慣らし走行が終わり指定速度35km/h、大回りにならないように交差点を左折、一時停止後方向変換の場所に左折して向かうが狭いので左折時の脱輪に注意、後退する場所の安全確認を行い方向変換を開始する。
1回目の切り返し
凹部コーナーギリギリを攻めようとしたが攻めすぎて接輪しそう…
2回目の切り返し
方向変換の為の後退完了
伸ばしのタイミングが遅く斜めになることは予想できていたが…この状態であればただの練習だったらもう一度やり直し凹部に対して真っ直ぐにしたいところだが、この時点で既に2回も切り返しをしているのでとりあえず課題履行条件を満たすことを最優先とし後退を完了した。
すごい斜めに停めてしまいものすごく悔しい。悔しすぎる!!
3回目の切り返し
斜めの状態から抜け出すのだが…さてこの状態から脱輪せずに抜け出せるのか?トラクターを右に振り、一気にハンドルを左に切る。
大丈夫か?いや、接輪するかも…
大丈夫か?少しずつ前進するが…
やはりダメか。このまま進んだら脱輪する。はぁ切り返すか。
この切り返しで無事に方向変換をクリアできたが、本当に悔しい…💢
『絶対に免許を取得すること』を目的で試験を受けているならクリアできて嬉しいだろうけど、私は悔しくて悔しくてたまらない❗️
方向変換が終わればもう難しいことはなく、見通しの悪い交差点、障害物、S字、踏切をこなせば発着点に戻るように指示されるので路端から30cm以内に寄せて発着点のポールから前後30cm以内に停めてハンドブレーキ、バックギアかローギアに入れてからエンジンカットしたら降りるように指示があるので後方確認後降車で終わりである。
もうけん引車両は試験場で乗ることができないのでそのうちに練習場でまたけん引車両に乗ることになるだろう。
試験官の講評と技能試験成績表
後方確認後降車し助手席側に回り込み試験官の講評を受ける。


※緑色の紙を取り出している(合格予定者票)











合格予定者票を受け取り2階技能待機室で待機。
運転免許申請書を受け取り1階手数料窓口で免許交付手数料を支払い後、再度2階技能試験窓口へ行き、併記処理中に窓口横の端末で暗証番号を設定、処理が終わったら再度1階へ行き写真撮影、再々度2階へ行き免許交付会場で交付まで1時間弱待って旧免許証と引き換えに新免許証を受け取り終了。はぁ、何回も下に行ったり上に戻ったり…もっと効率よくできないものか。。。
技能試験成績表

今回の取得費用
今回もけん引一種同様に6,100円でかなり安く済んだ😊
- 受験料 2,600円
- 試験車使用料 1,450円
- 免許証交付料 2,050円
今後の予定
実効フルビット(フル免許)を目指しているわけではないが、残すところあと3種類。
- 大特一種
- 大特二種
- 大型自動二輪
大特に関しては、面白そうだけど運転はイメージできているのでいきなり二種を受けようかと思っている。
大型自動二輪に関しては、今のところ普通自動二輪で満足しているので受けるかどうかは考え中であるが…鮫洲の2階コースは一度は走ってみたいという思いもあるし…
大特二種を取得してしまった際には大型二輪を取ればフル免許になるためネタとして取得しようかとも考え中である。