血液サラサラ玉ねぎサラダ・アンチョビドレッシング
玉ねぎスライスにオリーブオイル・アンチョビで作ったドレッシングをかけていただきました。
どうしても生の玉ねぎが食べたくなりスライサーでシュッシュッと薄切りにしていたら例の刺激で涙がポロポロ。。。
この毎回涙を出させる成分はなんなのでしょうか。
催涙成分や栄養成分を詳しく見ていきましょう。
玉ねぎの栄養成分
玉ねぎには揮発性の催涙成分が含まれているイオウ化合物のアリシン、硫化プロピル、また加熱すると硫化プロピルが変性してトリスルフィド、さらに加熱するとセパエンという物質に変化し効果がパワーアップします。
アリシンとは
イオウ化合物の一種で別名硫化アリルとも言われ、ニンニクやニラ、玉ねぎに含まれる物質であの強烈な匂いの原因にもなっている成分です。
代表的な効果
有名なのは疲労回復効果、抗菌・殺菌効果、血行促進効果、血糖値を抑える効果、がん予防の効果ではないでしょうか。
30代の私はガンや血糖値はまだあまり気にしていませんが、やはりひどく疲れている時の回復効果や、水分不足時のドロドロ血液の改善を期待して摂ることが多いです。
硫化プロピル
こちらもイオウ化合物の一種で、生の玉ねぎに含まれる辛味成分になっています。
ニンニクやニラも生は辛いですがその成分は硫化メチルというものになり、玉ねぎの成分とは異なります。
代表的な効果
血糖値を抑える効果
トリスルフィドとセパエン
生の玉ねぎに含まれる硫化プロピルが時間が経つにつれて酸化したり、加熱調理をした場合にトリスルフィドという成分に変化します。
この成分は肥満などの生活習慣病の原因になるコレステロールや中性脂肪などを下げる効果があり、さらに熱を加えていくことでトリスルフィドはセパエンという成分に変化します。
このセパエンはトリスルフィドと効果は同じですが、加熱処理で成分が凝縮されている分効果的に摂取することができます。
代表的な効果
コレステロール・中性脂肪を下げる効果や血液をサラサラにする効果があります。
玉ねぎの摂取方法・注意事項
コレステロールや中性脂肪が気になる方は加熱調理したものを、血糖値を下げたいのならサラダなど生で食べるのが良いです。
簡単に作れるものは、オニオンスープ、スライスサラダ、酢漬けなどがあります。
よく飴色に炒めた玉ねぎをふんだんに使ったカレーがありますが、そもそもカレーは油が多量に使われているものなのでコレステロール・中性脂肪が気になる方は避けた方がいいかもしれません。
でも美味しいから食べてしまうんですよね。。。
働き盛りの男性が好む美味しいものには糖と脂肪が多いので気にしている方は控えましょう。
口臭や体臭を抑えて摂取する方法
やはり玉ねぎやニラ、ニンニクを摂取する上で一番気になることだと思いますが、ニオイですよね。
上で紹介したアリシンという成分が体内に入って分解されると色々な成分に変化し、それが血液中に溶け込むことによって息や体臭となります。
よく食べた後に歯を磨いたり、口臭対策のカプセルなどを食べる人がいますが、基本的に体の中(肺からの息、汗)からのニオイになりますのであまり効果は期待ができません。
ニオイを最小限に抑えるためには
まず、食べる前にすることは牛乳を飲むことです。アリシンはタンパク質と結びやすいので強烈なニオイに変化するのを抑える効果があります。
食事中は緑茶やコーヒーと一緒に食事を摂り、食後にはリンゴを食べるのが良いと言われています。
食後に人に会わなければいけない時は食べるのを控え、ガッツリ食べたい時は休みの前日などニオイを気にしなくていい時に食べるのが得策だと思います。
アリシンの注意事項
アリシンには抗菌・殺菌効果がありますが、体に良い菌・悪い菌両方を殺せてしまう強い成分ですので、大量に摂取をすると胃腸内の良い菌にも影響を及ぼし胃腸に障害をきたすことが考えられますので注意が必要です。
なんでもバランスが一番。
健康を考えての摂取の場合は適量を心がけてください。